生まれつきのいじられキャラY先生は、連続して突っ込むとアワアワとなってしまう弱点を持っているので、見学者にその片鱗を見せてしまうとものすごく頼りない教室に思われてしまう可能性がある。というか実際に、アワアワ言っているうちに見学者の女の子から、なんだか頼りないですねえ、もういいです、なんて愛想をつかされてしまった事があるのである。
最近あったというのが、作曲塾のカリキュラムはどのように独自なんですか? と聞かれて、こちらがかいつまんでテキストを紹介しようとすると、その方は手を伸ばしてきて自分で勝手にどんどん見始め(これを拒否できないのがY先生の泣き所・・・)、「なんだ思ったよりふつうの音楽の勉強なのですね! 」というようなことを言い放たれてしまったという出来事だ。
たぶんアワアワ感を噴出しながら彼なりに挽回しようとしたらしいのだが、挽回は出来なかったと見た。と言っても、この話はスタッフが情けないという嘆きじゃない。このケースはけっこう難しいと思うのだ。
独自性には自信がある。だから実際に受講していただければ独自性という部分をじゅうぶんアピールすることはできる。ただ、見学に来て頂いた方にそこを問われると、カリキュラムの目の付けどころやテキストそのものに商品価値があるわけだからじっくり何十分もかけて読んで貰うわけにはいかないし、ましてやホンチャンの講義をするわけにはいかない。
そうすると、テキストをパラパラとめくってオタマジャクシやコード記号などが並んでいるのを見て、独自じゃないじゃん、と一度思われてしまうと、それを挽回しようとしても、独自なんです信じて下さいと追いすがるみたいな感じになってしまいかねないのだ。。。カッコワル。
でも、こう考えて見て欲しい。例えばサッカー日本代表のイビチャオシム監督の練習は独自だという評判だけど、だからと言って練習風景を見てみても、手をつかっていい事になっているわけでもないし、ましてや格闘技の稽古をするわけじゃないし、結局サッカー場でボールを蹴っているのだ。これからサッカーを教わろうとする人が、その教え方の独自性をきちんと公平に判断できるかどうか。
信じてエイヤッ、と飛び込んで貰わないと分からない事はある。これはもう仕方ない。
だからどう独自であるかをその場でうまく伝えられなくてもハッタリだからというわけじゃないのです。決してYくんに落ち度があったわけでもないんで、本人には安心してもらいたい。それから今後見学してくださる方も、彼がアワアワした時には“お、これがあの有名な!?”とむしろラッキーだと思って楽しんでいただけたらと思う。(ウソ)
独自性云々を上手く伝える方法を私なりに考えてはみるけど、とりあえずこの文章を書いたということが緊急対策ってことで・・・
(ってやると私たぶんこれだけですませてしまうな)